Story プロジェクトストーリー

Project Story02 人と街をつなぐ『みち』 国道138号線

国道138号線

静岡県御殿場市を架ける国道を建設する一大プロジェクト
私たちがこの道を、このまちをつくっていく

「138号BP水土野橋東下部工事」と「138号BPぐみ沢高架橋仁杉中畑地区中下部工事」では、およそ1年間かけて橋台を施工した。交通の集中により発生していた主要交差点での渋滞を解消し、交通安全を確保することを目的とし、新しい道路を建設している。
新東名高速道路の開通や2020年東京オリンピック・パラリンピック開催前の完成を見据えたタイトなスケジュールのうえ、多数の類似工事が集中して材料や人員の確保が困難な中、臼幸産業の経験やノウハウを駆使して完成に至った。

大規模な工事ですが、この案件が決まった当初はどのような心境でしたか?

杉山
当時、国土交通省の案件を担当するのは3回目でしたが、「このような大規模な現場でしっかり進めていけるのか」といった不安がありましたね。
責任の大きな仕事ですから、今でもいい意味で毎回不安にはなりますよ。

小野
私は国土交通省の案件を担当するのは、当時で10回目でした。
いつもは修繕作業などを担当しており、何もないところに一からつくるのはこの時が初めてだったので、不安はやはりありましたね。

杉山
工事は実際に経験してみないと分からないことも多いので、初めてのことは面白いけどとても大変ですね。

談メンバー

小野秀一
所属部署 土木部工事長
職種 土木施工管理
新卒or中途 中途
杉山和敬
所属部署 土木部係長
職種 土木施工管理
新卒or中途 新卒

困難な状況の中での施工だったと伺っているのですが、当時のお話を聞かせてください。

杉山

私たちは国道138号の橋台を2基施工したのですが、新東名高速道路の開通や2020年東京オリンピック開催前の完成を見据えて工期が設定されていました。
また、受注時において同一施行箇所で先行する別途工事が施工中であり、さらに支障物の移転が完了していないことあり、即座に現場着手できない制約も受けていました。このような問題があっても、絶対に工期延期ができない状況でしたね。

小野

工期がもともと短い事に加えて、同じ国道138号の他の工事も沢山同時に行われていたという問題がありますね。50メートル先では別の会社が工事している、といった状況だったんです。
そのため資材や下請け業者の手配がとても大変でしたよ。

杉山

そうですね、異例なのですが類似工事が同時期にこれだけ一斉発注となったため、材料および人材確保が集中していました。
絶対に工期延期ができない中で着実に工事を進めていくために、工夫が求められましたね。

お二人はその状況をどのように乗り越え、工期通りに完成させたのですか?

杉山

私は期日通りに完成させるためにも、工程をかなり綿密に、スケジュールを組んでいましたね。
材料があっても人がいないと工事が進みませんし、人がいても材料がないと結局なにもできません。毎回きっちり計算をして、資材と人員の確保に努めました。

小野

私も同様で資材の発注が様々な会社から同じタイミングで集中し、供給が間に合わず確保が困難な状況であったため、その点も考慮しながらスケジュールを組んでいきました。
他社と被らないようにして確実に資材を確保するためにも、時には朝早くや土日にも工事を進めましたね。大変でしたが、期日までにつくりあげるため、全員で一丸となって取り組みました。

杉山

あとは、「スコリア」と呼ばれる富士山周辺特有の土質が積もったところに橋台を建設したのですが、こちらも苦労しました。「スコリア」は非常にサラサラな土で掘削勾配をゆるくしないと土砂崩壊の危険性が高いことが危惧されています。
ですから社内の経験豊富なメンバーで集まり、どうすればよいか話し合いを重ねましたね。

小野

あの時は大変でしたね。
結果としてうちの会社の経験やノウハウを活かし、地盤を固くすることで工事は成功しましたよ。

様々な苦労があったぶん、完成したときのやりがいや達成感はやはり大きいですか?

小野

達成感はかなり大きくて、子育てに似ているかなとも思いますね。何もないところからのスタートだったので、自分が赤ん坊の頃から手塩にかけて育てた子供が、すくすく育っていってやっと成人式を迎えたときのような感覚ですね。
完成後に国土交通省による引き渡しの検査があるのですが、「合格」と言われたときは心底ほっとしますよ。

杉山

私は完成写真を撮るときに、「やっとできた!」と一安心しますね。道路が開通したら、ここに家族を連れてきて見せたいですね。
また、私たちの仕事は地図に残るような大きなものづくりで、大変なことも多いけどやりがいはとても大きいですよ。

100年以上もの間地域の皆様とともに事業を行っていますが、おふたりの「まちづくり」に対する想いを教えて下さい。

小野

働いていると嬉しいことばかりではなく、特に工事中は住民の方々から苦情を受けることだってあります。しかし、自分のつくったものを笑顔で街の方々が使っているところを見ると、大変なことも忘れてしまうくらい嬉しいですね。

杉山

私は最初は自分が仕事を覚えることで精一杯だったのですが、入社して5,6年が経ち仕事に慣れてきたところで視点が変わってきましたね。
だんだんと、自分がつくったものを使う人々のことをイメージして、図面通りにつくるだけではいけないなと考えるようになってきました。

小野

私には、「自分たちが生まれ育った地域を守る」「住んでいる人たちの環境を守る」という想いがあります。
私たちの会社は地域に愛されているという実感がありますね。そんな愛してくださっている地域の方々の暮らしを守るため、より良くしていくためにも、事業をこの先もずっと続けていければと思っています。

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